【新人 M のUNIX 奮闘記】 第5回「環境設定情報採取ツールで Solaris 11の環境情報を取得」


第5回目は「環境設定情報採取ツールで Solaris 11の環境情報を取得」です。 環境設定情報採取ツールは、富士通株式会社が提供しているものです。

富士通株式会社のパートナーサイトから「GETENV.tar.Z」というファイルをWindows上でダウンロードしました。tar.Z という見慣れない拡張子だったので調べてみると、UNIX上で使用される書庫形式の一つとのことでした。

 

フラッシュメモリの認識

GETENV.tar.Z ファイルをWindowsからフラッシュメモリにコピーして、Solaris 11 にコピーします。
(第4回目でT5120にSolaris 11をインストールしており、今回も引き続き使用しています。)
フラッシュメモリをT5120サーバのUSBポートに指します。
フラッシュメモリのデバイスは認識されているのか?どこのディレクトリに存在するのか?悩みましたが、
調べてみると、認識はUSBスロットにUSBフラッシュメモリを挿すだけで、ボリュームマネージャ(vold)という機能がに勝手にマウントしてくれるようです。
(dmesg コマンドというものを実行してみたら、フラッシュメモリが認識されているかが確認できました。
dmesg コマンドとは、ブート(起動)時に出力される起動メッセージを表示するコマンドとのことです。)

マウントされても、どこのディレクトリに存在するのかが分からなく悩みましたが、以下のdfコマンドを実行すると分かりました。(「df」コマンドはディスクの使用状況を表示するコマンドとのことです)

df -k

 

df コマンドを実行すると上記のような実行結果となり、フラッシュメモリがマウントされているディレクトリは
/media/NO NAME
でした。

さっそく、NO NAMEのディレクトリに移動してみましたが、
cd NO NAME と入力しても
cd ‘NO NAME’ と入力してもエラーになってしまいました。??
調べてみるとスペースを含むディレクトリ・ファイル名の指定ははダブルクォーテーションで囲むことが分かりました。

cd “NO NAME”

フラッシュメモリー内から、サーバのハードディスクへファイルをコピーしたいので、以下のディレクトリ作成コマンドで/home/moro/ディレクトリ直下に「testmoro」ディレクトリを作成しました。

mkdir testmoro

以下のファイルコピーコマンドで、フラッシュメモリー内の「GETENV.tar.Z」を、作成した「testmoro」ディレクトリ直下にコピーしました。

cp GETENV.tar.Z /home/moro/testmoro

 

圧縮ファイル「tar.Z」を展開

圧縮ファイル「tar.Z」を展開します。
調べてみると、tar.Zの拡張子は以下のコマンドで解凍することが分かりました。

tar zxvf GETENV.tar.Z

 

解凍コマンドを実行すると、上記のような実行結果となりました。
testmoroのディレクトリ内を確認してみると「GETENV」が作成されていて、以下のファイルたちが展開されていました。
PARM_LOG README getenv.sh getparam.sh getvtoc.sh
(.shという拡張子は調べてみたら、シェルスクリプトで、Windows でのバッチファイルに相当するプログラムということが分かりました)

READMEファイルが展開されているので、中身を読んでツールの使用方法を確認してみました。ファイルを表示するのは catコマンドとのことで、実行をしましたが、文字化けや1画面に入りきれなかったので、USBファイルにコピーしてWindows環境で開き確認をしました。

 

環境設定情報採取ツールの実行

getparam.sh [ディレクトリ名]
システムパラメタ情報を一括で取得します。(引数のディレクトリ名を省略した場合、PARAM_LOGディレクトリが作成)

getvtoc.sh [ディレクトリ名]
VTOC情報および、UFSファイルシステムのマウントポイント毎の情報を一括取得します。(引数のディレクトリ名を省略した場合、FSLOGディレクトリが作成)

getenv.sh [ディレクトリ名]
環境設定情報の大半を取得します。(引数のディレクトリ名を省略した場合、ENVLOGディレクトリが作成)

 
READMEファイルを見たら、ツールはスーパユーザにて実行する必要があるとのことで、
以下のコマンドでスーパーユーザーに変更します

su

 
シェルスクリプトを以下のコマンドで実行しました。

./getparam.sh

./getvtoc.sh

./getenv.sh


 

実行後、GETENVフォルダ直下に、PARAM_LOG FSLOG ENVLOG の3つのディレクトリが作成されました。
ファイルの内容を確認するためにWindows環境にファイルを移したいので、以下のコマンドでフラッシュメモリーにディレクトリごとコピーしました。

cp -R GETENV /media/”NO NAME”/GETENV

 
以下ファイルの内容です。

■ PARAM_LOGフォルダ内にできたファイル

syspara.log はシステムパラメタの各設定値を取得しています。


 

■ FSLOGフォルダ内にできたファイル

c3t0d0s2.vtocファイルは、ディスク装置c3t0d0s2のvtoc情報です。


 

■ ENVLOGフォルダ内にできたファイル

dispadmin_IA.logファイルは、dispadmin -c IA -gの実行結果です。

dmesg.logファイルは、dmesgの実行結果です。

ifconfig.logファイルは、ifconfig -aの実行結果です。

iostat-x.logファイルは、iostat -xの実行結果です。

swap.logファイルは、swap -lの実行結果の実行結果です。

 

まとめ

今回は、フラッシュメモリーサーバに指したときマウントされるのか、フラッシュメモリのディレクトリの場所はどのなのかが悩みました。
環境設定情報採取ツールの各シェルスクリプトは、各コマンドを実行した結果等をファイルにまとめているということなのだと思いました。取得した環境情報の内容は正直まだよくわかりませんが、今後はサーバの環境情報の設定とかをしてこのツールを便利に使いこなせることが目標です。

 
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