【新人 M のUNIX 奮闘記】 第3回「Sun VTS でハードウェアの検査に挑戦」

第3回目は「Sun VTS でハードウェアの検査に挑戦」 です。 Sun Validation Test Suite (SunVTS) はサンのハードウェアに問題がないかどうかを検査するツールです。
Solaris 10 を標準インストールすると SunVTS 7.0 が入っています。


KSG 本社 1 階、Unix Com World リアル店舗の待ち合わせスペースです。
(本来はキッティングルームを使って作業を行うべきなのですが、今回はまだ準備ができていないため、待ち合わせスペースを利用しました。)

接続

ノートPCにTera Term をインストールし、ノートPCとサーバーをシリアルケーブルで繋げます。(配線は第2回のブログを見てください)


ノートPCとサーバを繋げるにはUSBシリアル変換ケーブルを使います。必要に応じてドライバをインストールしてください。


Tera Termを起動してシリアルポートで接続します。


Tera Termの端末設定でボーレートを9600に、文字コードを EUC に設定します。


Tera Termのコマンド画面に入り少しすると、上のような画面になります。(以下の画面にならない場合は、サーバー前面のボタンを押してサーバを起動します)
サーバーのILOMへログインします。

Login:root
Password:changeme

※UCWで製品を出荷する際は、このデフォルト値に設定しています。


ILOMへログインし、

-> start /SYS

でサーバーを起動させます。

-> start /SP/console

でコンソールを起動させ、OSへのログインユーザーとパスワードを入力します。
OSへログインしました。
 

SunVTS インストール確認

SunVTS がシステムにインストールされているかどうかを確認します。


まず、スーパーユーザーになります。(スーパーユーザーとはrootのこと というのが先輩に聞いて分かりました)

# su

以下のコマンドでSunVTS を確認します。

# pkginfo -c sunvts

次のようなメッセージが表示された場合は、SunVTS がインストールされています。

system SUNWvts SunVTS

SunVTSがインストールされていることが確認できましたので、次に進みます。
実行ファイル sunvts を検索します。初めに以下のコマンド、

# find /usr

で実行しました。
下の画面のようにディレクトリやファイルがたくさん出てきて焦りました。オプション指定しないとディレクトリ以下すべてを検索するようです。

オプションを指定し下記のコマンドで検索をかけます。ルートディレクトリ以下で sunvts の名前をを持つフォルダ名またはファイル名を検索します。
(検索するディレクトリが / になっていますが、/ は root のこと というのが先輩に聞いて分かりました)

# find / -name sunvts
/usr/sunvts
/etc/sunvts

/usr/sunvtsを実行しようとしたら、sunvts はディレクトリでファイルではありませんでした。
実行プログラム名は startsunvts で以下のディレクトリにありました。
/usr/sunvts/bin/startsunvts
実は、SunVTS 4.0 のマニュアルを見ていたので、実行プログラム名は sunvts だと思ってしまい、Findコマンドでsunvtsのファイルを検索しても見つからないわけです。先入観で作業を行ってはいけないですね、バージョンや仕様を確認することが大事です。
バージョンは README ファイルの中で確認しました。Solaris 10 を標準インストールすると SunVTS 7.0 が入っていることがわかりました。
/usr/sunvts/README

# cat README
SunVTS 7.0 README File – Solaris sparc

 

SunVTS 実行

SunVTS の実行プログラム startsunvts を実行します。


「./実行ファイル名」とタイプすればプログラムが実行できます。

# ./startsunvts

カレントディレクトリ内のファイルを実行する場合、Unixでは ./ を付けます。windowsでは付けないので初めて知りました。


テストが開始されました。以下のような画面がずっと続きます。(かなり長い時間がかかりますので今回は途中で強制終了しました)
SunVTS では次の項目をテストできます。
・プロセッサ
・メモリー
・ディスク
・グラフィックス
・メディア
・I/O ポート
・相互接続
・Network (ネットワーク)
・環境
・HBA
 

終了 サーバー電源を切る

sync コマンド - ディスクキャッシュをフラッシュする
halt コマンド - シャットダウン
ok プロンプトで power-off

# sync
# sync
# sync
# halt
{0} ok power-off

UNIXはマシンの電源をいきなり切ると、ファイルシステムが壊れてしまう可能性があるそうなので、上記のようなコマンドを打ちます。
syncコマンドはキャッシュの内容を強制的にディスクに反映させるコマンドとのことです。
 

まとめ

Unixでは SunVTSのようなハードウェアの調査ツールがあるということを知りました。SunVTS の起動の仕方やチェックの動きが分かってよかったです。今後は SunVTS の検査の内容やエラーの対処法などを覚えてきたいです。
プログラムの実行仕方が分かりました。カレントディレクトリからファイル名の頭に ./ を付けることです。また Findコマンドも覚えることができました。
戸惑ったところは、実行プログラムがなかなか見つからなかったことです。これからはきちんとバージョンを確認してほかの作業も行っていこうと思います。
 
 
今回使用した、富士通 サーバ SPARC Enterprise T5120


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