【新人 M のUNIX 奮闘記】 第2回 「UNIXサーバ SPARC Enterprise T5120 (富士通) に Solaris 10 をインストールする(シリアル接続 コマンド編)」

第2回目は「UNIXサーバ SPARC Enterprise T5120 (富士通) に Solaris 10 をインストールする(シリアル接続 コマンド編)」 です。前回はディスプレイを使用し、マウス操作でインストールを行いましたが、今回は、 Solaris 10をコマンドラインでインストールします。
使用するサーバは 前回と同じく、SPARC Enterprise T5120 (富士通)です。

本当は Solaris 11 をディスプレイに映してインストールする予定でいたのですが、諸事情で Solaris 10 のインストールをコマンドで行うことにしました。
Solaris 11 のインストールディスクは、以下のURLからSolaris 11 のisoファイルをダウンロードしてDVDに書き込んで作成することができます。Solaris 11 は Solaris 10 と比べて容量がかなり大きいです。
(http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solaris11/downloads/index.html)


KSG 本社 1 階、Unix Com World リアル店舗の待ち合わせスペースです。こちらで作業を行いました。
(本来はキッティングルームを使って作業を行うべきなのですが、今回はまだ準備ができていないため、待ち合わせスペースを利用しました。)

接続


ノートPCとのシリアル接続でインストール作業を行います。


サーバとノートPCをケーブルをつなぎます。ケーブルのつなぎ方も初めてで勉強になりました。
システムの初期インストール時には、シリアル管理ポート (SER MGT) が、システムコンソールにアクセスするためのデフォルトのポートになります。
PC側との接続は 「USB-CVRS9 」コンバータケーブルを使用し、USBポートをシリアル通信(RS-232C)に変換させます。

接続が完了しましたら電源を入れます。
前面左の小さな白いボタンでも起動できますが、
今回は、コンソールで立ち上げました。以下はその手順になります。

-> start /SYS
Are you sure you want to start /SYS (y/n)? y
Starting /SYS

前面左の画面ランプがチカチカするので、常時点灯になるまで待ちましょう。常時点灯になればサーバが起動しています。
ちなみに、POST(起動時のチェック処理)は電源を入れてからではなく、電源コンセントにつないだときに走ります。
また、電源ボタンを長押しすると強制終了しますが、故障の元になる場合があるとのことですので、なるべく行わないでコンソールから止めるようにします。

サーバが起動したら、PC側で、Windows用ターミナルエミュレータ「Tera Term」を立ち上げてサーバにアクセスします。

新しい接続でホスト名を入力し、シリアルポートを選択します。

システムコンソールに接続されました。
まずはILOMに接続します。
ユーザ、パスワードはデフォルトで
login:root
Password:changeme
です。
※UCWで製品を出荷する際は、このデフォルト値に設定しています。


ILOMにログインできました。

 

インストール


ok プロンプトを出します。


Solaris 10 のメディアをドライブに入れて、以下のコマンドを入力してエンターを押します。
{0} ok boot cdrom


12) X 端末エミュレーター (xterms) を選択

画面に従って以下の内容を設定してきます。
ホスト名
時間帯
国または地域
日付と時刻
rootパスワード

最後に、以下のようなメッセージが出るとインストール完了です。

システムの確認が完了しました。
Solaris インストールプログラムを起動中…
JumpStart プリインストール・フェーズを実行中…
SolStart ディレクトリを検索中…
rules.ok ファイルをチェック…
使用している開始スクリプト: install_begin
使用している終了スクリプト: patch_finish
SolStart プリインストール・フェーズを実行中…
Executing begin script “install_begin”…
Begin script install_begin execution completed.

インストール後にアップデーをするかの画面が出てきますが、アップデートを行った場合、以下の画面のように「アップグレードが完了しました」というメッセージが表示が出れば完了です。
インストールの作業時間は約40分ぐらいでした。

qqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqq
F2_アップグレード F4_変更 F5_終了 F6_ヘルプ
q Solaris のアップグレード – 実行中 qqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqqq
作成したプロファイルを使用して、現在システム上で Solaris
ソフトウェアをアップグレードしています。Solaris
ソフトウェアのアップグレードは、選択したソフトウェア、容量の再配置
(必要に応じて)、およびネットワークの速度やローカル CD-ROM
の処理速度によって、最大 2 時間 (サーバーではそれ以上)
かかる場合があります。
Solaris
ソフトウェアのアップグレードが完了すると、「アップグレードが完了しました」
いうメッセージが表示されます。
アップグレードが完了しました。
0 100。

Solaris 10 のインストールが正常に完了したか、ディレクトリを確認してみます。
ユーザとパスワードを入力しログインします。

UCW console login: root
Password: Jul 26 17:45:15 UCW sendmail[635]: My unqualified host name (localhost) unknown; sleeping for retry
Jul 26 17:45:15 UCW sendmail[636]: My unqualified host name (localhost) unknown; sleeping for retry

Jul 26 17:46:15 UCW sendmail[636]: unable to qualify my own domain name (localhost) — using short name
Jul 26 17:46:15 UCW sendmail[635]: unable to qualify my own domain name (localhost) — using short name
Login incorrect
UCW console login: root
Password:
Last login: Thu Jul 26 15:52:44 on console
Jul 26 17:46:56 UCW login: ROOT LOGIN /dev/console
Sun Microsystems Inc. SunOS 5.10 Generic January 2005

cd、lsコマンドでファイルを確認します。ディレクトリやファイルが確認できましたので正常にOSインストールが完了しています。

# ls
Desktop cdrom export lost+found platform tmp
Documents dev home mnt proc usr
bin devices kernel net sbin var
boot etc lib opt system vol
# cd Desktop
# ls
star.desktop starthere.desktop
# cd /
# ls -l
合計 1036
drwxr-xr-x 2 root root 512 7月 19日 14:37 Desktop
drwxr-xr-x 2 root root 512 7月 19日 14:37 Documents
lrwxrwxrwx 1 root root 9 7月 19日 13:09 bin -> ./usr/bin
drwxr-xr-x 3 root sys 512 7月 19日 13:09 boot
drwxr-xr-x 4 root nobody 512 7月 26日 17:45 cdrom
drwxr-xr-x 17 root sys 4608 7月 26日 17:45 dev
drwxr-xr-x 2 root sys 512 7月 26日 17:41 devices
drwxr-xr-x 88 root sys 4608 7月 26日 17:45 etc
drwxr-xr-x 3 root sys 512 7月 19日 13:08 export
dr-xr-xr-x 1 root root 1 7月 26日 17:45 home
drwxr-xr-x 15 root sys 512 7月 19日 13:42 kernel
drwxr-xr-x 7 root bin 5632 7月 19日 13:48 lib
drwx—— 2 root root 8192 7月 19日 13:08 lost+found
drwxr-xr-x 2 root sys 512 7月 19日 13:09 mnt
dr-xr-xr-x 1 root root 1 7月 26日 17:45 net
drwxr-xr-x 6 root sys 512 7月 19日 14:04 opt
drwxr-xr-x 24 root sys 1536 7月 19日 13:15 platform
dr-xr-xr-x 46 root root 480032 7月 26日 17:52 proc
drwxr-xr-x 2 root sys 1024 7月 26日 17:07 sbin
drwxr-xr-x 4 root root 512 7月 19日 13:09 system
drwxrwxrwt 7 root sys 464 7月 26日 17:45 tmp
drwxr-xr-x 42 root sys 1024 7月 26日 17:24 usr
drwxr-xr-x 48 root sys 1024 7月 26日 17:21 var
dr-xr-xr-x 6 root root 512 7月 26日 17:45 vol
#

終了させるため、電源を落とします。
sync、haltコマンドを入力し、okプロンプトでpower-off を入力すると直ぐにサーバの電源が切れます。

# sync
#
# sync
#
# sync
# halt
Jul 26 17:58:34 UCW halt: halted by root
Jul 26 17:58:35 UCW syslogd: going down on signal 15
Jul 26 17:58:35 /usr/lib/snmp/snmpdx: received signal 15
syncing file systems… done
Program terminated

SPARC Enterprise T5120, No Keyboard
Copyright (c) 1998, 2010, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.
OpenBoot 4.30.9, 16256 MB memory available, Serial #96315316.
Ethernet address 0:21:28:bd:a7:b4, Host ID: 85bda7b4.

{0} ok power-off

 

まとめ

前回はグラフィックボードを差し、ディスプレイに表示させてインストールを行いましたが、今回はコンソールからインストールを行うため、Tera Term(テラターム)のシリアル接続を使用して、SUN(SPARC)サーバのシリアルコンソールに接続をしました。

本来はディスプレイなどは使用せず、今回のようなシリアルでのアクセス方法であったり、ネットワーク経由などから遠隔で操作するのが基本とのことです。サーバの場合、セットアップとメンテナンス以外では、キーボード、マウス、ディスプレイを必要としません。

今まではWindowsのマウス操作でPCを動かしていましたので今回のようなコンソールでの作業は少し戸惑いましが、サーバとのシリアルの接続方法やOSのコマンドでのインストール方法、コンソール画面の使い方などが覚えられてよかったです。
サーバはコマンド操作が基本とこのとですので、ファイル操作以外のUnixのコマンドを色々覚えていきたいです。

今回使用した、富士通 サーバ SPARC Enterprise T5120

http://www.unixcw.com/server/detail/2179
http://www.unixcw.com/server/detail/1681 ←Oracle(旧Sun)製


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