Seagate より 8TB HDD “Archive HDD” 発売開始!

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Seagate より、8TB の新製品 “Archive HDD” が発売開始されました。

この HDD はアーカイブ (保管) 用途としての活用を前提とした HDD となっています。
従来の 3.5 インチ HDD は垂直磁気記録方式にて 1 枚の円盤 (プラッタ) で 1TB が限界とされておりましたが、今回の新製品では “Shingled Magnetic Recording”、日本語で「瓦記録」と呼ばれる新しい記録方式を採用することで、1 プラッタあたり 1.33TB の実現に成功しています。

この記録方式の従来との違いは、プラッタに円周上に配置されるトラックが重なるように記録することで、記録密度を高める技術のところです。Shingle は、屋根瓦を想像してもらえると分かりやすいかと思います。
屋根瓦は隣の瓦と重ねて敷き詰めますが、SMR の記録方法はそれと同じイメージです。この技術のメリットは、ヘリウムなどの特殊な技術を使わなくとも 25% ほど記録密度を向上することが可能なことで、より安価に従来にない大容量の HDD を製造できることです。

ただしデメリットもありまして、ポイントになるのは書き込み、特にランダムな書き込みに注意が必要です。まず、シーケンシャルでデータを書き込んでいく場合は特に問題は発生しません。
しかし、ランダム書き込みでは一部のデータだけ書き直そうとした場合でも、SMR ではそれ移行のデータを全て書き直さなければなりませんし、データを重ね書きしてしまうので、あらかじめ消えてしまうデータを読みだした上で、書き直す必要もあります。

これらの注意点に対し、この製品ではメディアキャッシュというテクノロジーでユーザの体感では影響が出ないよう最大限の配慮を行いながら製品開発されています。


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